魂の声

世の中には、「ふ・し・ぎ」な能力を持った人がいます。
「今日、美湖さんのお宅にお邪魔してもよいかしら?」
その方とはもう何年も前からお知り合いではありますが、
遠方からの久しぶりの再会に胸が躍りました。

その方は、この3カ月の私の辛かった日々の詳細をご存じありませんでした。
でも、私がその出来事をお話していると、
突然、その方の表情が変わりました。

「美湖ママ、しっかりして!」

「皆は、わたしがね、癌で苦しんだと思っているけど、実はくるしくなかったの。
でもね、それをみんなに見せる必要がありました。」

それは、先日、神様のところに帰ったラッキーでした。

ラッキーが癌告知を受けた日から、
私は2つの事を祈っていました。
一つは、ラッキーが一人の時に亡くなることだけはないように。
そしてもう一つは、亡くなるときに苦しまないようにと。

ラッキーは私達の見守る中、息を引き取りました。
でも、亡くなる朝まで、苦しそうにしていた慟哭が今でも耳に残っています。

「あんなに、苦しんで・・・」
それが忘れられませんでした。
でも、ラッキーは、苦しくなかったと・・・よかった・・・
そして、
「本当にありがとう。私は、とても幸せでした」と。
ラッキー・・・ラッキーをすぐ傍に感じて、私は号泣してしまいました。
この感覚は、其の場に居ないとわからないかもしれません。
でも、ラッキーは、確かにその時、私の膝に顎を乗せて甘えていました。

いつも、どんな時も、私の傍に寄り添って、黙って話を聞いてくれたラッキー。
ラッキーは、言葉を発しなかったけれど、いつも全てをわかってくれていました。

その方は言いました。
ラッキーは、犬の中でもとても霊性の高い犬、神様のお使いでした。
美湖さんが必要だった12年間ずっと、傍に付き添い、
美湖さんがもう一人でも大丈夫と思ったから、ラッキーはお役目を終え、神様のところに帰りました。

「わたしは、人間ではなく犬です。
今度は、私と同じ魂を持った「人間」と一緒にくらしてください。
必ず、あなたのところにその人は来ます。」

ラッキーは、その方を通してそう言いました。

癌と戦い、その姿を私に見せ、しっかり生きるように。
今度は、人間の「私」と暮らすようにと、そうラッキーは、伝えてくれたのです。

ラッキー、ありがとう。
本当に、本当にありがとう。
もう、心配しないで、神様のところで、私をいつも見守っていてね。
必ず、ラッキーのような魂をもった「人」と会って幸せになるから。

今日も一生懸命に生きました。
だから、
しっかり自分をだきしめて・・・
そして
心に花束を。






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